名も無き市民の会は「労働、経済、外交、安保」政策などに取り組む民間有志のシンクタンク型市民団体です。

名無し会チャンネル 第一回(後編)「どうする名無し会!?香川県にネット・ゲーム規制条例がやって来た!!」

名無し会チャンネル 第1回(後編)  「どうする名無し会!? 香川県にネット・ゲーム規制条例がやって来た!!」1/2

先月よりスタートしました「名無し会チャンネル」ですが、今回は香川県条例の回の後編となります。
後編では、同人界を賑わせる「保田塾」保田やすひろ氏の声明紹介のほか、香川県議会選挙の具体まで話題が及びます。ご興味ある方はぜひご覧になってください。

番組中で紹介させていただいた、「保田塾」保田やすひろ塾長からの声明全文は以下になります。(番組収録日である3・28日を声明公開の日付といたしました)

児童の自己肯定感世界最悪県のために

令和2年3月28日
保田塾塾長 保田やすひろ

自己有用感・自尊感情が世界的に低い日本で、自己有用感・自尊感情が全国最下位級の香川の小中高校生は、世界一自尊心が低く、「自分なんてどうでもいい」と考えている世界一不幸な子どもたちといえます。

香川県の小学生の自己有用感は全国最下位です。また中学生の自己有用感も全国平均を下回っています。また平成30年の調査では中学生の自尊感情は全国最下位です。

そもそも日本人児童の自己有用感は世界的に低いです。

日本・韓国・中国・米国の比較では、日本人高校生は「私は人並みの能力がある」「自分はダメな人間だと思うことがある」 という項目で最下位です。

日本・韓国・米国・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデンとの比較調査では「私は、自分自身に満足している」の項目で日本人高校生は極めて低い値となっています。また53の国・地域の自尊心の調査でも、日本は最下位になっています。

自己肯定感の低い児童は世界を「努力しても必ずしも報われない」と考える傾向があるといわれます。また自己満足感の低い児童は、親の愛情を感じることができず、自己に不信感を持ち、主張性が弱く、挑戦心が低いことが指摘されています。

自己に絶望し、自己や親や社会に不信感を抱き、挑戦心や主張を奪われた日本や香川の子どもたちに必要なのは、ゲームの「禁止」なのでしょうか。「禁止」は彼らに絶望と不信と無力感を植え付けるだけです。「してはいけない」ではなく「なにをすべきか」を大人たちは率先してしめすべきです。ゲームを禁止して、絶望した子どもたちがパチンコやドラッグや自殺をはじめたら、目もあてられない。

ゲームを捨てるほどの祖国はありや。香川県や日本に、自己肯定感の低い子どもたちが活躍できる環境は用意されているのでしょうか。